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2009年11月14日 (土)

原宿BJ Girls (三部作)

『BJ ONE!』/『BJ TWO!』/『BJ three』
原宿BJ Girls

原宿BJ Girlsは、Chix Chicksの前身となるグループ。
オーディションで集めた歌の上手い十代の女の子がJAZZを歌う、といういかにも玄人ウケを狙ったコンセプト。

曲名を見てもぱっとわからないものもあるが、聴いてみると、どこかで聴いたような曲(つまりは名曲と呼ばれている曲)が多い。
JAZZからポップスへ幅を広げていった、というのが、今のChix Chicksの財産になっていると思う。(その反面、プロモーション的には、アイドルっぽく売れない、というジレンマを抱えてしまったのだが。)

『BJ ONE!』、『BJ TWO!』は、グループ全員で1曲、メンバーがソロでそれぞれ1曲づつ歌っている。(この当時はメンバーが6人なので、ソロで6曲+グループで1曲という構成になっている。)
つまり、最初は、彼女たちを競わせて、ソロ・デビューさせよう、という狙いもあったのだろう。(実際に、メンバーの白鳥吏南と水橋舞はソロ・ミニ・アルバムを出している。)

『BJ three』になって、ソロではなく、グループとして活動していこう、という方向転換が打ち出される。とはいえ、この時点では、まだ、2つのグループ(白鳥吏南と旧メンバー2人のグループと、水橋舞、工藤真由、岩城文夏のグループ)に分かれて歌っているような段階で、まだ現在のChix Chicksのような変幻自在ぶりはうかがえない。
しかし、コーラスを学ぶことによって、彼女たちの表現力が上がってきたのは確かだ。

そして、現在のChix Chicksに至る。

こうやって、原宿BJ Girlsの頃を振り返ってみると、もともと、彼女たちは、やがてはソロで歌いたい、という想いがあるだろう。あって当然だと思う。
一方でChix Chicksの魅力は、特定のメイン・ボーカル+バック・ボーカルという構成ではなく、誰もがメインになれ、バックになってもコーラスで聴かせる、というところにある。
ひとりひとりのボーカルを前に出す、グループとしての調和をとる、という2つの方向性を上手くバランスさせていく(メンバーそれぞれの魅力を引き出しながら、コーラスも磨いていく)のが、Chix Chicksとしての生きる道ではないかと思う。


原宿BJ Girls/BJ ONE!(CD)
1. You'd be so Nice to come Home To
2.Fly me to the Moon
3.Bei Mir Bist Du Schoen
4.Softly as in a Morning Sunrise
5.You and the Night and the Music
6.Round Midnight
7.Over the Rainbow



原宿BJ Girls/BJ TWO!(CD)
1. Route66
2.What A Difference A Day Made
3.Cry Me A River
4.My Funny Valentine
5.Manha De Carnaval 黒いオルフェ
6.Lover,Come Back To Me
7.Tennessee Waltz



原宿BJ Girls/BJ THREE!(CD)
1.Alexander's Ragtime Band
2.Lady Marmalade
3.Moonlight Serenade
4.A Night In Tunisia
5.In The Mood
6.Just The Two Of Us
7.You've Got A Friend


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