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2009年9月22日 (火)

おじいさんは山へ金儲けに―時として、投資は希望を生む

『おじいさんは山へ金儲けに―時として、投資は希望を生む』
村上 龍 (著)
幻冬舎文庫

この本が出版された2001年当時、私は投資というものにほとんど興味がなく、この本を買ったものの、流し読みしてしまった。投資に興味を持った今時点でもう一度読み直してみた。

昔話というのは、だいたい貧乏だったり慎ましく暮らしているひとが、正直さや普段の善行から思いがけずに大金を得たり幸せになったりする。
しかし、村上龍は、それは嘘で、貧乏なのは無知なせいで、いくら正直でも善行を積んでも、無知である限り決して幸せになれない、と現代の寓話のなかで繰り返し言う。

お金の投資にしても自己投資にしても、無知であれば騙されやすくなるし、適切なもしくは効率的な行動がとれない。知識をつける、経験を積むということが幸福に近づく道である。

若者にとって、知識をつける、経験を積む、ということは大切なことで、これまでは会社というものがその責務を負ってきた。しかし、もはや会社だけでそれを担うのは困難になってきている。
若者に教育の機会を与え、正規雇用の機会を与え、知識をつける、経験を積む場を与えることをこの国の社会全体で担っていくことが求められている。


おじいさんは山へ金儲けに


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