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2009年9月22日 (火)

橋本治の古事記

『橋本治の古事記』
橋本 治 (著)
講談社

橋本治訳による古事記・上巻(神話の時代から神武天皇の東征開始まで)。

古事記というのは天武天皇の命令で”歪めて伝えられている”天皇家の歴史や神話を正しく伝えるために編纂が始まったというが、もちろんそれは嘘で、天皇家の歴史や神話を”天皇家の都合の良いように創り上げる”ことが目的である。

舞台は出雲や日向、黄泉の国のものが多く、因幡の白兎や浦島太郎の元ネタもここにある。そういう征服した地方の神話も正史にとりこみながら、この国の支配者としての天皇家の正当性を確立しようとする動きがあったこの古事記が編纂された時代というのは、この国のかたちができた時代だといえるだろう。

古事記を史書ではなくひとつの文学作品として読むと天皇家が何を残し、何を隠そうとしたかもみえてくるはずだが、あまりそういう研究はされていないのかもしれない。

面白い題材だと思うんだけどなあ。


橋本治の古事記



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