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2009年8月31日 (月)

人類が消えた世界

『人類が消えた世界』
アラン・ワイズマン (著), 鬼澤 忍 (翻訳)
ハヤカワ・ノンフィクション文庫

ある日突然、一瞬のうちに人類がこの地球からいなくなってしまったら、というちょっとありえない前提に立ってはいるものの、テーマ自体は興味深い。

しかし、この本を読むと、これまで人類がどれだけ多くの他の生物の種を絶滅させてきたかを知ることになり、私はまずそれにショックを受けた。トキが絶滅しそうだから救おう、というような動きを観ると、図らずも人類が他の生物の種を絶滅させてしまった、と思われがちだが、人類の罪の重さに暗澹とした気持ちになる。
進化論では”自然淘汰”と言われるが、そんな生易しいものではない。

そして、人類がいかにこの地球に有害な物質を大量に生みだし、使い、捨てているかにも気付かされる。

また、この本では、やがて人類は限られた資源を獲り合うために争いが起き、人類の中での淘汰が始まることを示唆している。そしてそれを回避するためには、人類の人口をこれ以上増やさない、むしろ減らしてかなければならない、と提言している。
日本は少子化社会で、少子化が社会を衰退させると言われているが、世界規模、人類の存続という見方をすれば、また違う見方が出てくる。

自然から学ぶべきことはまだまだ多い。そんな気づきを与える本である。


人類が消えた世界





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