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2009年8月20日 (木)

FITZBEAT YEARS

『FITZBEAT YEARS』
後藤次利

後藤次利というと、秋元康・作詞、後藤次利・作曲という最凶タッグによる、おにゃん子クラブの楽曲がまず思い浮かぶかもしれない。

しかし、彼はサディスティック・ミカ・バンドのベーシスト=つまりは日本を代表するベーシストのひとりであり、優れた作曲家でもある。

その後藤次利であるが、私はどうしてもCD化して欲しい作品があった。「CITY TRICKLES
」という、1985年に発売された2枚組のミニアルバムだ。当時はまだCDは普及していなかったので、アナログ盤を持っていた。これははっきり言って、名盤である。

その「CITY TRICKLES」を含む後藤次利の作品集が、『FITZBEAT YEARS』。初回限定で箱入り。はっきりとファンのための仕様である。値段ははっきり言って高い。「CITY TRICKLES」単品で2500円で売って欲しかった。

「CITY TRICKLES」は、インストの「Outer Movement」6曲とヴォーカル入りの「Inner Movement」 6曲の全12曲。全曲ハズレなしだが、それぞれから1曲づつ選ぶとすると、「URGENT:追い込まれた色彩」と「FIRST SOLITUDE:すれ違った孤独」である。タイトルからして良い。

ちなみに、「FITZBEAT」というのは、CBSソニーのレーベルで、当時、レベッカや聖飢魔IIなどが所属していた。


後藤次利/FITZBEAT YEARS


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