終末のフール
『終末のフール』
伊坂幸太郎 (著)
集英社文庫
世界の終わりまであと3年、という世界(仙台郊外の団地)に生きるひとびとの姿を描いた作品。
『フィッシュ・ストリー』も世界の終末を描いたものだが、この作品は、世界の終わりまであと3年といういわば”執行猶予中”の世界である。伊坂作品らしく、1つ1つの物語(登場人物)がつながっている。
たとえ世界が終わるとしても、だからといって生き方を変えるのもおかしいよね。そういう状況におかれて変えなければいけないような生き方は、やはりどこかヘンな生き方なのだ。自分がほんとうに望む生き方ではない、ということだ。
そういう生き方はなかなか難しいけれども、そういう生き方をしたいよね。そして、世界の終末を高台から眺めるような、気持ちの余裕をもちたいものだ。

終末のフール
伊坂幸太郎 (著)
集英社文庫
世界の終わりまであと3年、という世界(仙台郊外の団地)に生きるひとびとの姿を描いた作品。
『フィッシュ・ストリー』も世界の終末を描いたものだが、この作品は、世界の終わりまであと3年といういわば”執行猶予中”の世界である。伊坂作品らしく、1つ1つの物語(登場人物)がつながっている。
たとえ世界が終わるとしても、だからといって生き方を変えるのもおかしいよね。そういう状況におかれて変えなければいけないような生き方は、やはりどこかヘンな生き方なのだ。自分がほんとうに望む生き方ではない、ということだ。
そういう生き方はなかなか難しいけれども、そういう生き方をしたいよね。そして、世界の終末を高台から眺めるような、気持ちの余裕をもちたいものだ。

終末のフール
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- 【安吾を読む】『木枯の酒倉から 聖なる酔つ払ひは神々の魔手に誘惑された話』「俺の行く道はいつも茨だ。茨だけれど愉快なんだ。」(2014.07.11)
- 『金融緩和の罠』(藻谷浩介・河野龍太郎・小野善康著、萱野稔人編)金融緩和より雇用を増やすことこそがデフレ脱却の道。(2014.07.10)
- 『ひとを“嫌う”ということ』(中島義道著)ひとを「嫌う」ということを自分の人生を豊かにする素材として活用すべき。(2014.07.09)
- 【安吾を読む】『街はふるさと』「ウガイをしたり、手を洗ったりして、忘れられないようなことは、私たちの生活にはないのです。」(2014.07.08)
- 『天災と日本人 寺田寅彦随筆選』(寺田寅彦著,山折哲雄編)地震や津波といった天災からこの国を守ることこそが「国防」である。(2014.07.04)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント