モノレールねこ
『モノレールねこ』
加納 朋子 (著)
文春文庫
著者の、駒子シリーズ以外の作品を初めて読んだ。
表題作の「モノレールねこ」はでぶっちょの猫が塀の上に座った時に余計な肉がだらんとたれてモノレールみたい、ということで、小学生がつけた名前。なんともセンスが良いのだが、しかし、この猫はあえなく車に轢かれて死んでしまう。
しかし、この猫はある絆をつないでいた、というもの。
その他の作品も、最後になかなかほろりとさせられるものが多い。最後の作品のザリガニの奮闘は、嘘だろう、と言いたくもなるが、それでも、その健気さになんとも言えない気持になる。

モノレールねこ
加納 朋子 (著)
文春文庫
著者の、駒子シリーズ以外の作品を初めて読んだ。
表題作の「モノレールねこ」はでぶっちょの猫が塀の上に座った時に余計な肉がだらんとたれてモノレールみたい、ということで、小学生がつけた名前。なんともセンスが良いのだが、しかし、この猫はあえなく車に轢かれて死んでしまう。
しかし、この猫はある絆をつないでいた、というもの。
その他の作品も、最後になかなかほろりとさせられるものが多い。最後の作品のザリガニの奮闘は、嘘だろう、と言いたくもなるが、それでも、その健気さになんとも言えない気持になる。

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