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2009年4月27日 (月)

世界秩序の崩壊

『世界秩序の崩壊 「自分さえよければ社会」への警鐘』
ジョージ ソロス (著), 越智 道雄 (翻訳)
ランダムハウス講談社文庫

投資家にして哲学者とも言われるジョージ・ソロスの著書。英語タイトルを直訳すると「誤謬性の時代」なのだが、なぜか、ヘンテコな日本語タイトルになっている。
ブッシュのアメリカは、「自分さえよければ社会」で、9.11以降のアメリカの行動は、まさに「自分さえよければ社会」がヒステリックに働いた結果である。そしてそれはソロスの目指す”オープン・ソサイエティ”からは程遠い、ということ(らしい)。

しかし、”オープン・ソサイエティ”とはどういう社会なのか、ソロスは明確な言明をしていない(しない)。人間は誤謬性を持っているからして、言明した時点で、それは誤った方向に向かう、ということ(らしい)。

”オープン・ソサイエティ”の特質はいろいろと読み取れる。
・全体主義から無政府状態までの間にある
・ひとびとはあまり制約を受けず、それなりに自由に行動できる
・ひとは間違える。従ってすべてのイデオロギー・思想は間違っている可能性がある
・イデオロギー・思想は間違っている可能性があるので、それが社会を支配することは間違いである
・秩序はパワーではなく、法によって守られるべきである
・法は公正でなくてはならない
・法はより公正な方向に変更可能でなくてはならない(伝統的に守るのではなく、より良く変えていかなくてはならない)
・法は一部の利益のために恣意的に変更されてはならない

などなど。

また、ひとは”再帰性”を持っている。ひとが社会に働きかければ、それ相応のレスポンスがあり、その働きかけた結果によりひとはその行動を決める。そういう無限のループが社会を動かしていく、ということ(らしい)。
なので、私たちひとりひとりがよりよく生きようとすることが、よりよい社会に変えていく。
自分が日本を変えるんだ、社会を変えるんだ、とあんまり、力まない方が、ひとの生き方としても、また、社会のためにも良いのかもしれない。


世界秩序の崩壊


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