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2009年4月13日 (月)

無趣味のすすめ

『無趣味のすすめ』
村上龍 (著)
幻冬舎

私は村上龍のエッセイが嫌いである。『すべての男は消耗品である』なんてシリーズはタイトルを見ただけで虫唾が走る。
そんなアレルギー持ちの私だが、本屋で立ち読みしてみて、面白そうだったので買ってみた。

冒頭の「無趣味のすすめ」を読んで、こんなエピソードを思い出した。

私が英語を習っていたとき、アメリカ人講師だったのだが、生徒が自己紹介するときに”My hobby is ...”と言っていたら、ちょっと待て、Hobbyは老人の楽しみであって君たちのような若者がHobbyなんて言ってはいけない、と指導された。とても目からウロコな出来事だった。(ちなみに、自己紹介で趣味を言いたいときは、”I like ...ing”と表現すれば良いそうだ。)

この『無趣味のすすめ』は、ところどころにかっての村上龍らしさ、が垣間見える。たとえば、「ワークライフバランス」の項では、そもそも仕事と生活を分離させること自体わからない、と言い、さらに、こういう生存すら脅かされているご時世にワークライフバランスなんて悠長なことを言ってる場合か、と言うあたりは、とっても村上龍らしい。

このブログを書いているたった今放送している『カンブリア宮殿』などを見ていると、最近の村上龍は、ひとの話を良く聴くようになったなあ、と思う。かって『Ryu's Bar』というホスト番組をしていたころは、自分の意見をゲストに押し付け、ゲストを威圧していたのを思い出すと、村上龍は変わったなあと思う。

それを村上龍の老いだとか衰退と言う人もいるかもしれない。しかし、私はそうは思わない。村上龍はいまだに敵に向かって真っ向から突破を試みている、そういう姿勢は変わらない。ただ、がむしゃらに突き進むのではなく、科学的努力というものの必要性に気づいただけだ。

しかし、冒頭が『無趣味のすすめ』で最後に『盆栽を始めるとき』でしめくくるとは、、、龍ちゃん、お茶目で、カ・ワ・イ・イ。


無趣味のすすめ


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