パンダのanan
『パンダのanan』
小泉 今日子 (著)
マガジンハウス文庫
自分の過去に責任を取ろう!がモットーの、小泉今日子、アラサーの頃のエッセイ集。1つのエッセイが見開き2ページに収まっていて、コンパクトな読みやすさ。写真もポラロイドというあたりが、なかなかいかしている。
取り上げている題材も、60年代、70年代、80年代、90年代、とさまざまな時代を感じさせるもので、小泉今日子が生きてきた時代というものを、ポラロイドの写真がじわじわと浮き上がってくるように、写し撮っている。
この手の本はなかなか文庫になりにくいものだと思うが、さすがは最近元気なナイスミドル、小泉今日子(1966年2月4日生まれ、43歳)である。
結婚していたころの話も削除せずに載せているところも、自分の過去に責任を取ろう!である。三つ子の魂百まで、ではないが、デビュー10年目の決意表明をいまだに保ち続けていることも彼女の魅力のひとつだろう。
自分を全肯定できるひとは、やっぱりどこか魅力がある。

パンダのanan
小泉 今日子 (著)
マガジンハウス文庫
自分の過去に責任を取ろう!がモットーの、小泉今日子、アラサーの頃のエッセイ集。1つのエッセイが見開き2ページに収まっていて、コンパクトな読みやすさ。写真もポラロイドというあたりが、なかなかいかしている。
取り上げている題材も、60年代、70年代、80年代、90年代、とさまざまな時代を感じさせるもので、小泉今日子が生きてきた時代というものを、ポラロイドの写真がじわじわと浮き上がってくるように、写し撮っている。
この手の本はなかなか文庫になりにくいものだと思うが、さすがは最近元気なナイスミドル、小泉今日子(1966年2月4日生まれ、43歳)である。
結婚していたころの話も削除せずに載せているところも、自分の過去に責任を取ろう!である。三つ子の魂百まで、ではないが、デビュー10年目の決意表明をいまだに保ち続けていることも彼女の魅力のひとつだろう。
自分を全肯定できるひとは、やっぱりどこか魅力がある。

パンダのanan
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