推定少女
『推定少女』
桜庭 一樹 (著)
角川文庫
もしこの文庫本がファミ通文庫の棚にあったなら、恐らく読むことはなかっただろう。そもそも私はファミ通文庫の棚の前に足を運ばない。
この作品は、ファンタジーを足元におきながらも、『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』のような、見えない敵と戦う子供たちの物語だ。ここでも子供が大人になるということは生き残りをかけた戦いであることが読んで取れる。
見えない敵に銃を撃つ。青春というものはそんなものだったのかもしれない。
この角川文庫版には3つのエンディングがある。それぞれ違った印象を残す。

推定少女
桜庭 一樹 (著)
角川文庫
もしこの文庫本がファミ通文庫の棚にあったなら、恐らく読むことはなかっただろう。そもそも私はファミ通文庫の棚の前に足を運ばない。
この作品は、ファンタジーを足元におきながらも、『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』のような、見えない敵と戦う子供たちの物語だ。ここでも子供が大人になるということは生き残りをかけた戦いであることが読んで取れる。
見えない敵に銃を撃つ。青春というものはそんなものだったのかもしれない。
この角川文庫版には3つのエンディングがある。それぞれ違った印象を残す。

推定少女
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