和田裕美の人に好かれる話し方
『和田裕美の人に好かれる話し方』
和田 裕美 (著)
だいわ文庫
『人に好かれる話し方』というタイトルから、ノウハウ本と思われるかもしれない。
確かに、いろいろなテクニックを紹介している。声のトーンやリズムを変えるなど、ちょっとしたことでもそのひとの印象が変わるとか、逆に言うと、そういうちょっとしたことの心配りが大切なのかもしれない。
しかし、この本はテクニック紹介だけの本ではない。やはり、コミュニケーションの基本はひととひとである。相手の話を聞かなければ自分の話は聞いてもらえない。営業の仕事などはいかに自分の話を聞いてもらえるかだろうが、自分の話を押し付けるのは逆効果である。自分の話を聞いてもらうためにはまず相手の話を聞くこと。これは営業の仕事だけでなく、普段の生活でもそうである。
相手に気持ちよく話してもらうよう心がけること。相手に気持ちよく話してもらうためには、まず、自分からそういう雰囲気を作ること(をこころがけること)である。
かくいう私も話すのが苦手で、同僚に話しかけるのも、電話をかけるのも気合をいれないとダメなのである。そういう話しのとっかかりに悩んでいるひとも多いかもしれない。そういうひとにこそ、この本はお薦めである。

和田裕美の人に好かれる話し方
和田 裕美 (著)
だいわ文庫
『人に好かれる話し方』というタイトルから、ノウハウ本と思われるかもしれない。
確かに、いろいろなテクニックを紹介している。声のトーンやリズムを変えるなど、ちょっとしたことでもそのひとの印象が変わるとか、逆に言うと、そういうちょっとしたことの心配りが大切なのかもしれない。
しかし、この本はテクニック紹介だけの本ではない。やはり、コミュニケーションの基本はひととひとである。相手の話を聞かなければ自分の話は聞いてもらえない。営業の仕事などはいかに自分の話を聞いてもらえるかだろうが、自分の話を押し付けるのは逆効果である。自分の話を聞いてもらうためにはまず相手の話を聞くこと。これは営業の仕事だけでなく、普段の生活でもそうである。
相手に気持ちよく話してもらうよう心がけること。相手に気持ちよく話してもらうためには、まず、自分からそういう雰囲気を作ること(をこころがけること)である。
かくいう私も話すのが苦手で、同僚に話しかけるのも、電話をかけるのも気合をいれないとダメなのである。そういう話しのとっかかりに悩んでいるひとも多いかもしれない。そういうひとにこそ、この本はお薦めである。

和田裕美の人に好かれる話し方
« 断る力 | トップページ | 砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない »
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- 【安吾を読む】『木枯の酒倉から 聖なる酔つ払ひは神々の魔手に誘惑された話』「俺の行く道はいつも茨だ。茨だけれど愉快なんだ。」(2014.07.11)
- 『金融緩和の罠』(藻谷浩介・河野龍太郎・小野善康著、萱野稔人編)金融緩和より雇用を増やすことこそがデフレ脱却の道。(2014.07.10)
- 『ひとを“嫌う”ということ』(中島義道著)ひとを「嫌う」ということを自分の人生を豊かにする素材として活用すべき。(2014.07.09)
- 【安吾を読む】『街はふるさと』「ウガイをしたり、手を洗ったりして、忘れられないようなことは、私たちの生活にはないのです。」(2014.07.08)
- 『天災と日本人 寺田寅彦随筆選』(寺田寅彦著,山折哲雄編)地震や津波といった天災からこの国を守ることこそが「国防」である。(2014.07.04)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント