« ビジネスに「戦略」なんていらない | トップページ | リターンズ〜リユニオン・ライヴ »

2009年2月 3日 (火)

ビジネス・ゲーム―誰も教えてくれなかった女性の働き方

『ビジネス・ゲーム―誰も教えてくれなかった女性の働き方』
ベティ・L. ハラガン (著), 福沢 恵子, 水野谷 悦子 (翻訳)
光文社知恵の森文庫

副題:勝間和代の作り方、というべき本。カツマ本で紹介されているエッセンスがほぼ網羅されており、勝間和代さんがこの本から多くのことを学んだことを窺わせる。

会社という男性社会で、女性が男性のようにふるまっても、ビジネスというゲームには勝てない。女性は男性と競合せず、女性同士で弱点を補いながら、アホな上司に使われたくなければ、出世せよ、それがビジネスというゲームであり、ゲームであるからには、ゲームのルールを理解し、そのルールの中でビジネスというゲームに勝つ戦略を実践し、そして、勝て。

しかし、新入社員にとって、ビジネスというゲームというゲームはすでに始まっており、それに否応なく参加させられる、というのは、男性も女性も一緒だと私は思う。男性は子供のころから会社という男性社会に入る準備をしてきているが、女性はそういう準備をしていない(そういう機会がない)という論点はいかがなものかと思う。ビジネスをゲームとするならば、それに馴染めない男性もいるし、それに馴染む女性もいる。男性だ、女性だ、という二分法は私はピンとこない。

また、ビジネスというゲームでは、自分の持ち場から外れたことをするのは自分にとって損だ、とこの本は言う。会社に食い物にされるだけだ、と。極めてアメリカ的な考え方だ。自分の持ち場だけ守って後は知らん顔していてはビジネスなんてうまくいくはずがないと私は思う。野球チームで1番から9番までホームランを狙うチームが、常勝チームになりえないのと同じ理屈だ。

ただ、会社という男性社会で、女性になかなか良いパスが巡ってこない、というのは紛れもない事実だろう。男性は女性にどういうパスを出せば良いかわからないし、なかなか良いパスが来ない女性が男性が取りに行かないボールを追いかけてさせられる、というのはお互いに不幸なことだろう。
ビジネスをゲームとするならば、自分の持ち場にとどまっていては、いつまでたっても良いパスは送られてこない。ゲームでは、どこに動けば良いパスをもらえるか、また、どこにパスを出せば味方に喜んでもらえるか、また得点につなげられるか、を常に意識して動き続けることが重要になってくる。良いパスが出せるようになれば、良いパスが巡ってくる。それが、ゲームだ。


ビジネス・ゲーム


« ビジネスに「戦略」なんていらない | トップページ | リターンズ〜リユニオン・ライヴ »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

TITLE: e:ビジネス・ゲーム―誰も教えてくれなかった女性の働き方
SECRET: 0
PASS:

回ってきたものをそのまま隣に渡すような主体性の欠如したパスをやってるのは、うちで言えば30人の女子職員のうち40代のふたりだけですね。バブル全盛期に、女子は会社の花で、目標は結婚退職(寿退社なんて言い方は当時なかったなぁ)、そういう意識が抜けないのかなあ。たまたまか?

若いコたちは危機感で猜疑につき動かされるように、パスがくるのを貪欲に待ち構えていて、どんなふうにアピールすればパスが回してもらえるか苦しむけど、最初はだれでも球拾い。

周りの状況を読み、分析し、いかに絶妙な球拾いをやれるか、多分それが身についている人はいいパスを回してもらえ、いいパスを出し、最終的にはポイントをゲットしていくのでしょう。

組織にいる以上は、自分の動きが全体にどういう影響を与えるか考えるアタマがないと…会社は別にあなたの自己実現の道具じゃないのよといいたくなることもしばしば。

しかし、逆は必ずしも真ならずなところが、また面白い。組織の歯車は大切な歯車。しみじみ思います。

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ビジネス・ゲーム―誰も教えてくれなかった女性の働き方:

« ビジネスに「戦略」なんていらない | トップページ | リターンズ〜リユニオン・ライヴ »

フォト

他のアカウント

2019年9月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30          

気になる、気になる

  • ざっくばらん坊 on twitter
  • amazon
  • blogram
  • 人気ブログランキング
無料ブログはココログ