ガール
『ガール』
奥田 英朗 (著)
講談社文庫
働く30代の女性たちの物語である。物語を作るよりもキャラを動かす奥田流が見事にハマっている短編集。ムカつきながらも、焦りながらも、それでもまた1歩進んでいくラストが彼女たちの明るく逞しい未来を予感させて、読後感が良い。
男には外に7人の敵がいる、というが、それは女にも当てはまる。そして、女の敵は女であり、そして女の味方も女である。
奥田英朗の小説の中でも、この『ガール』は私の中では最上位に入る。

ガール
奥田 英朗 (著)
講談社文庫
働く30代の女性たちの物語である。物語を作るよりもキャラを動かす奥田流が見事にハマっている短編集。ムカつきながらも、焦りながらも、それでもまた1歩進んでいくラストが彼女たちの明るく逞しい未来を予感させて、読後感が良い。
男には外に7人の敵がいる、というが、それは女にも当てはまる。そして、女の敵は女であり、そして女の味方も女である。
奥田英朗の小説の中でも、この『ガール』は私の中では最上位に入る。

ガール
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コメント
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TITLE: Re:ガール
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なぜたかこの著者の作品は映像的…というかカジュアル感があるというのか、なんか役者のリアクションが目に浮かんだりしますね。
今度「ララピポ」が映画化されるようですが、どんな風に仕上がるか楽しみです。
投稿: アビィ | 2009年2月 8日 (日) 14時31分