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2009年2月13日 (金)

異邦人

『異邦人』
カミュ (著), 窪田 啓作 (翻訳)
新潮文庫

鯨統一郎の次にカミュを読む、という私の読書のバランス感覚も微妙と言えば微妙だが、、、

一人称というのは主観であるように思えるが、実は同時に「私」を客観的に見る手法である。そして、この物語の一人称ほど、「私」というものを冷徹に見ている目もないのではないか、と思わせる。

もののはずみで人を殺めてしまった「私」は「私」ではない「私」であって、法定で裁かれる「私」は「私」ではない「私」である。

他人からみる「私」が異邦人なのではなく、「私」からみる「私」こそ、異邦人なのではないだろうか。


異邦人改版


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