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2009年1月14日 (水)

ためらいの倫理学

『ためらいの倫理学―戦争・性・物語』
内田 樹 (著)
角川文庫

内田樹センセーのデビュー作だそうです。

私は最近になってこの著者と出会ったのだけれど、比較的良いペースで著作を読み続けている。
どうしてだろうと考えていると、この本の146ページにその答えが書いてあった。
その部分を引用する。

「さまざまな社会的不合理(性差別もその一つだ)を改め、世の中を少しでも住み良くしてくれるのは、『自分は間違っているかもしれない』と考えることのできる知性であって、『私は正しい』ことを論証できる知性ではない。」

私は「正義」というものを押し付けられるのが嫌いだし、押しつけるのも嫌いだ。「私は正しい」と思いこんでしまったら、もうそのひとは進歩がないと思うし、また、その正しいと思い込んでいることは、実は自分の意思ではなく、自分ではない誰かが要求している正義ではないかと勘繰ったりもする。
つまり、そのひとは人性を喪失してしまっていると言えるのではないか。

私が今、国粋主義者でもなく、マルクス主義者でもなく、出家もしていないだけでも、自分はまだまだ健全だと思えたりもする。


ためらいの倫理学


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