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2009年1月 7日 (水)

風と光と二十の私と・いずこへ 他十六篇

『風と光と二十の私と・いずこへ 他十六篇』
坂口 安吾 (著)
岩波文庫

岩波文庫のアンゴ第三弾は、アンゴの自伝的な小説集。「風と光と二十の私と」「二十一」「二十七再」「いずこへ」「三十歳」といった小説が並ぶ。

これらは、言わば、アンゴが人間アンゴを見つめた小説となっている。それは”鬼”のような、自分を突き放したような眼でアンゴはアンゴを見つめている。
例えば「三十歳」で、矢田津世子を、「あのひと」「矢田津世子」「矢田さん」と呼び分けているあたりにそれが感じられる。

アンゴ随一の長編とも言える「吹雪物語」もアンゴの自伝的な小説であるが、暗澹たるものである。アンゴがアンゴをまだそのような眼で見つめられていないからなのかもしれないが、しかし、私はこの作品が好きなのだ。


風と光と二十の私と・いずこへ 他十六篇


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