2008年のHON・ベスト5
2008年に読んだ本のベスト5です。
■第5位:『効率が10倍アップする新・知的生産術―自分をグーグル化する方法』
勝間 和代 (著)

効率が10倍アップする新・知的生産術
出版は2007年ですが、今年読みました。その当時は勝間和代ブームなどというものはよく知らなかったのですが。
読んだ当時は「こんなのインフラ揃えるだけでお金がかかってできるわけないじゃん」と思っていましたが、できるところから、できる範囲で実践していっています。自分の身の丈に合わせてやることを絞っていけばよいのかと。
この本は勝間和代の実用書の集大成ですね。
■第4位:『ムダヅモ無き改革』大和田 秀樹 (著)

ムダヅモ無き改革
日本国の総理大臣、小泉ジュンイチローが、チルドレンのタイゾー議員やゆかりタン、いまや総理大臣になってしまったタロー大臣とともに、ブッシュ親子や北の将軍様、プーチンと麻雀外交で熾烈な戦いを繰り広げる、というバカ漫画だが、大和田秀樹、私の中ではかなりブームが来ている。
■第3位:『泳いで帰れ』奥田 英朗 (著)

泳いで帰れ
北京オリンピック直前に読んだ、奥田英朗のアテネオリンピック見物記。これまで奥田英朗のエッセイは読んでこなかったが、この本を契機に一気に読みました。タイトルの『泳いで帰れ』という一言で、私がアテネオリンピックを観ていてモヤモヤとしていた競技を、なんとも一刀両断してくれていて心地よい。
■第2位:『橋本治と内田樹』橋本 治, 内田 樹 (著)

橋本治と内田樹
もう20年以上その著書を読んでいる橋本治とつい先月から読み始めた内田樹による、夢のような対談本。あなたのことはとっても興味があります、という内田樹と、わたしのことに興味があるって言われても困るんだけどなあ、という橋本治。
対談というより、橋本治というわけのわからない作家の、内田樹による解説本というべき内容。
■第1位:『暴走する資本主義』ロバート ライシュ (著)

暴走する資本主義
この本では、超資本主義(スーパーキャピタリズム)について克明に論じている。
資本主義と民主主義の蜜月(という幻想)はあっという間に過ぎ去る。今や権力は投資家と消費者の手にある。投資家と消費者から巻き上げた資金で企業は利益の最大化と株価の上昇を目指す。そのために政策に大きくかかわるようになる。
そして、そこには市民が存在せず、民主主義ではなく超資本主義が社会を支配している。
私たちは少しでも安く買おうとするし、また少しでもリターンの多い投資先を選ぶ。しかし、それが企業の社会的貢献というまやかしの民主主義を助長し、本来の民主主義を形骸化している。
今という時代に読んでおくべき本の1つだろう。
今年は5月から勤務地が遠くなり、通勤時間がたっぷりとれるようになったので、電車の中で本がたくさん読めるようになりました。長い通勤時間は嫌ですが、こういう隙間時間の活用法として本を読む、というのが楽しみになりました。
来年2009年も読んだ本をどんどん紹介していこうと思っています。
■第5位:『効率が10倍アップする新・知的生産術―自分をグーグル化する方法』
勝間 和代 (著)

効率が10倍アップする新・知的生産術
出版は2007年ですが、今年読みました。その当時は勝間和代ブームなどというものはよく知らなかったのですが。
読んだ当時は「こんなのインフラ揃えるだけでお金がかかってできるわけないじゃん」と思っていましたが、できるところから、できる範囲で実践していっています。自分の身の丈に合わせてやることを絞っていけばよいのかと。
この本は勝間和代の実用書の集大成ですね。
■第4位:『ムダヅモ無き改革』大和田 秀樹 (著)

ムダヅモ無き改革
日本国の総理大臣、小泉ジュンイチローが、チルドレンのタイゾー議員やゆかりタン、いまや総理大臣になってしまったタロー大臣とともに、ブッシュ親子や北の将軍様、プーチンと麻雀外交で熾烈な戦いを繰り広げる、というバカ漫画だが、大和田秀樹、私の中ではかなりブームが来ている。
■第3位:『泳いで帰れ』奥田 英朗 (著)

泳いで帰れ
北京オリンピック直前に読んだ、奥田英朗のアテネオリンピック見物記。これまで奥田英朗のエッセイは読んでこなかったが、この本を契機に一気に読みました。タイトルの『泳いで帰れ』という一言で、私がアテネオリンピックを観ていてモヤモヤとしていた競技を、なんとも一刀両断してくれていて心地よい。
■第2位:『橋本治と内田樹』橋本 治, 内田 樹 (著)

橋本治と内田樹
もう20年以上その著書を読んでいる橋本治とつい先月から読み始めた内田樹による、夢のような対談本。あなたのことはとっても興味があります、という内田樹と、わたしのことに興味があるって言われても困るんだけどなあ、という橋本治。
対談というより、橋本治というわけのわからない作家の、内田樹による解説本というべき内容。
■第1位:『暴走する資本主義』ロバート ライシュ (著)

暴走する資本主義
この本では、超資本主義(スーパーキャピタリズム)について克明に論じている。
資本主義と民主主義の蜜月(という幻想)はあっという間に過ぎ去る。今や権力は投資家と消費者の手にある。投資家と消費者から巻き上げた資金で企業は利益の最大化と株価の上昇を目指す。そのために政策に大きくかかわるようになる。
そして、そこには市民が存在せず、民主主義ではなく超資本主義が社会を支配している。
私たちは少しでも安く買おうとするし、また少しでもリターンの多い投資先を選ぶ。しかし、それが企業の社会的貢献というまやかしの民主主義を助長し、本来の民主主義を形骸化している。
今という時代に読んでおくべき本の1つだろう。
今年は5月から勤務地が遠くなり、通勤時間がたっぷりとれるようになったので、電車の中で本がたくさん読めるようになりました。長い通勤時間は嫌ですが、こういう隙間時間の活用法として本を読む、というのが楽しみになりました。
来年2009年も読んだ本をどんどん紹介していこうと思っています。
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