私家版・ユダヤ文化論
『私家版・ユダヤ文化論』
内田 樹 (著)
文春新書
私はあまり(というかほとんど)ユダヤ人とかユダヤ文化とか、何故ユダヤ人が迫害され続けるのか、といった問題に興味がない。興味がないからスタンダードなものではなく「私家版」と銘打った「ユダヤ文化論」を読んでしまう。
まあ、この作家に前から興味を持っていたが、読んだことがなかったこともあり、最初は賞を取ったものが良いかな、という思いもあって読んだ。
こういう問題については、一気に片の付くソリューションなんてありえない。作者のように真正面から考えていこう、という姿勢をより多くのひとが、より継続的に持ち続けることが、こういう問題をより良い方向に導くのではないかと思う。
そういう点で、この本はその先駆けともなり得るものだ。
内田 樹 (著)
文春新書
私はあまり(というかほとんど)ユダヤ人とかユダヤ文化とか、何故ユダヤ人が迫害され続けるのか、といった問題に興味がない。興味がないからスタンダードなものではなく「私家版」と銘打った「ユダヤ文化論」を読んでしまう。
まあ、この作家に前から興味を持っていたが、読んだことがなかったこともあり、最初は賞を取ったものが良いかな、という思いもあって読んだ。
こういう問題については、一気に片の付くソリューションなんてありえない。作者のように真正面から考えていこう、という姿勢をより多くのひとが、より継続的に持ち続けることが、こういう問題をより良い方向に導くのではないかと思う。
そういう点で、この本はその先駆けともなり得るものだ。
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