青葉の頃は終わった
『青葉の頃は終わった』
近藤 史恵 (著)
光文社文庫
この作家にしては珍しく性的な要素が濃い作品だ。歌舞伎シリーズが性的なものを遠ざけているような気もするのでなおさらそう感じる。
物語は、大学時代の仲良しグループの1人が飛び降り自殺したことから始まる。何故、彼女は死んでしまったのか?このミステリィはその犯人捜しなのだが、実行犯ではなく、心理的に彼女を追い詰めてしまった犯人を捜す。
仲良しグループに見えてしかし、お互いがお互いに正面から向き合えているのか、かなり辛口な物語になっている。
近藤 史恵 (著)
光文社文庫
この作家にしては珍しく性的な要素が濃い作品だ。歌舞伎シリーズが性的なものを遠ざけているような気もするのでなおさらそう感じる。
物語は、大学時代の仲良しグループの1人が飛び降り自殺したことから始まる。何故、彼女は死んでしまったのか?このミステリィはその犯人捜しなのだが、実行犯ではなく、心理的に彼女を追い詰めてしまった犯人を捜す。
仲良しグループに見えてしかし、お互いがお互いに正面から向き合えているのか、かなり辛口な物語になっている。
« 最後の「ああでもなくこうでもなく」 | トップページ | Jennifer Hudson »
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- 【安吾を読む】『木枯の酒倉から 聖なる酔つ払ひは神々の魔手に誘惑された話』「俺の行く道はいつも茨だ。茨だけれど愉快なんだ。」(2014.07.11)
- 『金融緩和の罠』(藻谷浩介・河野龍太郎・小野善康著、萱野稔人編)金融緩和より雇用を増やすことこそがデフレ脱却の道。(2014.07.10)
- 『ひとを“嫌う”ということ』(中島義道著)ひとを「嫌う」ということを自分の人生を豊かにする素材として活用すべき。(2014.07.09)
- 【安吾を読む】『街はふるさと』「ウガイをしたり、手を洗ったりして、忘れられないようなことは、私たちの生活にはないのです。」(2014.07.08)
- 『天災と日本人 寺田寅彦随筆選』(寺田寅彦著,山折哲雄編)地震や津波といった天災からこの国を守ることこそが「国防」である。(2014.07.04)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント