羊羹合戦
『羊羹合戦』
火坂 雅志 (著)
小学館文庫
あとがきでも書かれているが、羊羹好きから物語を広げていったような表題作。歴史の陰に埋もれてしまう物語にもひとの人生がある。無性に羊羹が食べたくなった。
これらの短編集は、決して歴史の表舞台でスポットライトを当てられない人物たちの物語だ(千利休を除く)。
題材も片寄りがなく、全国津々浦々、年代も様々、登場人物も大名から商人まで様々で、作者の風呂敷の広さを窺わせる。郷土の英雄を讃えるような作品でないのも好印象だ。
火坂 雅志 (著)
小学館文庫
あとがきでも書かれているが、羊羹好きから物語を広げていったような表題作。歴史の陰に埋もれてしまう物語にもひとの人生がある。無性に羊羹が食べたくなった。
これらの短編集は、決して歴史の表舞台でスポットライトを当てられない人物たちの物語だ(千利休を除く)。
題材も片寄りがなく、全国津々浦々、年代も様々、登場人物も大名から商人まで様々で、作者の風呂敷の広さを窺わせる。郷土の英雄を讃えるような作品でないのも好印象だ。
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