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2008年9月28日 (日)

悪党たちは千里を走る

『悪党たちは千里を走る』
貫井 徳郎 (著)
集英社文庫

貫井徳郎にしてはポップな作品だ。分厚い文庫本だが一気に読めた。

悪党たちは社会と折り合いがつかずにスピンアウトしたセコイ詐欺師ではあるが、しかし、悪党というにはあまりに善良なふるまいをする。

ただ、残念なのは、途中クローズアップしていた巧の母親、父親、そして刑事のコンビなどが途中でフェイドアウトしてしまうことだ。一人称で語った人物に関しては、作者は最後まで面倒を見る必要がある。
彼ら全部をフォローするとかなり長い作品になってしまう、ということもあるだろうが、この作家には珍しく構成を見誤ったのだろうか。

しかし、それを差し引いても、またこの悪党3人組+巧の活躍を読みたくなる作品である。




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