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2008年9月23日 (火)

リピート

『リピート』
乾 くるみ (著)
文春文庫

この本を読んでいて、最初に思ったのは、「もし、自分が過去に行って、自分の過去をやり直すことができるとして、果たして自分は過去に行きたいのだろうか?」という疑問である。登場人物たちが、過去に行きたいと思う、まずその理由というか、欲求がまず、理解できなかった。

もちろん、私はわが人生に一点の悔いなし、と仁王立ちで死ねるほど、立派な人生を歩んでいるわけではない。しかし、過去に行ってやり直したいか、と言われると、どうもやりなおしたいとは思えない。

この主人公にしても、何故、過去に行って自分の人生をやり直したいのか、まず、動機が見えない。しかも過去といっても10か月前、である。彼に起きた大きなイベントと言えば、彼女にこっぴどくふられた、くらいで、彼女とよりをもどしたい、というわけでもない。

そういう疑問が最初に頭に浮かんだために、いまいち物語に入って行けなかった。まあ、私は前向きに生きているのだ、と言い聞かせておこう。

しかし、この作者は、浅はかな愚かな若い男と、したたかでずる賢い若い女、という構図が好きだなあ。まあ、若いカップルというのは、だいたいこのパターンに当てはまらなくもないが。


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