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2008年8月 3日 (日)

おそろし

『おそろし 三島屋変調百物語事始』
宮部 みゆき (著)
角川グループパブリッシング

宮部みゆきの新作である。最近、彼女の本は現代もののミステリィより、江戸ものの方が安定して良作が多い。『おそろし』も期待に違わぬ面白さであった。

実家で起きたある事件を境に心を閉ざした17歳のおちかは、神田三島町の叔父夫婦に預けられる。叔父はおちかに人々から「変わり百物語」を聞くように言い付ける。そこで様々なひとから語られる不思議な話は、その当人の、そしておちかの心を救済していく。

そう、これは魂の救済の話だ。そして、そこで生死を越えて結ばれたひとびとの心がおちかに手を貸して、共通の”魔物”との対決に進んでいく。そういうつながりゆえに、最後の対決は手に汗握る展開になってくる。

恐らく続編も書かれるであろう。あちかの今後の活躍が楽しみである。


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