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2008年7月29日 (火)

私説・日本合戦譚

『私説・日本合戦譚 新装版』
松本 清張 (著)
文春文庫

以前、松本清張は推理小説だよな、と言っていながら、今度は、『私説・日本合戦譚』である。

日本の9つの合戦を清張なりに評しているが、どちらかと言うと、小説のための資料集めから生まれたような小論集である。
合戦を脚色して小説っぽく書こうとしているのではなく、なるべく公正な資料から人物をフェアに評しようとする姿勢が見える。秀吉が良かったのは長手・小牧の戦いまでと断じ、また幕末の大人物である西郷隆盛という偶像に囚われない描き方をする。

とかく歴史モノは、人物や郷土に対する偏愛が、そこにある真実やそのダイナミズムを歪めてしまいがちだが、清張の姿勢はかなりフェアだ。


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