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2008年7月 6日 (日)

ビヨンド・スタンダード

『ビヨンド・スタンダード』
上原ひろみ (HIROMI’S SONICBLOOM)
UNIVERSAL CLASSICS

今、日本で一番注目され、また人気が高いジャズピアニスト、上原ひろみ初のスタンダード集、、、と言いながら、ジャズの名曲ばかりではなく、ドビッシーや坂本九やジェフ・ベックまで演奏している。

ジャズは、温故知新の音楽だと私は思う。スタンダードと呼ばれる曲であっても、演奏者によっていろいろな表情を見せる。このアルバムのタイトルは、「ビヨンド・スタンダード」だが、ジャズのスタンダードは、演奏されるたびに、スタンダードを超え、しかし、それはスタンダードであり続ける。スタンダードといいつつも、多様性を受け入れることができる曲こそが、ジャズのスタンダードとなり得る。

鍵盤を鬼のように弾く彼女だが、このアルバムは、バンドとしての演奏が耳新しい感じがする。特に、ギターがフーチャーされている曲が引き立つ。上原ひろみのピアノを期待したいたファンにとっては、異論もあろうが、このアルバムは彼女のバンドのアルバムであると

しかし、私が好きなのはボーナストラックのライブの『リターン・オブ・カンフー・ワールド・チャンピオン』だ。前作がチック・コリアとのピアノデュオ(ライブ盤)もそうだが、彼女の良さは、むしろライブでこそ引き立つように思う。ライブならではのピアノの躍動感が鮮やかだ。


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