アメリカの高校生が読んでいる経済の教科書
『アメリカの高校生が読んでいる経済の教科書』
山岡 道男 , 淺野 忠克 (著)
アスペクト
タイトルが表すとおり、この本はお金(経済)について、とてもわかりやすく解説した良書である。
「はじめに」の”72のプリンシプル”だけでも、十分に読む価値のある本だと思う。
そして、特に第3章から第5章「金融の経済学」「政府の経済学」「貿易の経済学」を読むと、インフレのメカニズム、金利の動き、為替の動き、日銀の役割、など、面白いほどわかってくる。
なんだ、経済って面白いじゃん、と思えてくる。
アメリカ人は高校生のときからこういう経済の教育を受けているんだなあ、と感心する。
日本だとお金の話をするのは下世話だ、汚い、という固定観念があるが、こういう教育は、拝金主義を助長することでも、みっともないことでもないのだ。
むしろ、そういう固定概念を取り払い、若いうちから、お金(経済)というものにどーんと向き合うことこそ、本当のお金の価値を知ることであり、大切なことなのだ。
山岡 道男 , 淺野 忠克 (著)
アスペクト
タイトルが表すとおり、この本はお金(経済)について、とてもわかりやすく解説した良書である。
「はじめに」の”72のプリンシプル”だけでも、十分に読む価値のある本だと思う。
そして、特に第3章から第5章「金融の経済学」「政府の経済学」「貿易の経済学」を読むと、インフレのメカニズム、金利の動き、為替の動き、日銀の役割、など、面白いほどわかってくる。
なんだ、経済って面白いじゃん、と思えてくる。
アメリカ人は高校生のときからこういう経済の教育を受けているんだなあ、と感心する。
日本だとお金の話をするのは下世話だ、汚い、という固定観念があるが、こういう教育は、拝金主義を助長することでも、みっともないことでもないのだ。
むしろ、そういう固定概念を取り払い、若いうちから、お金(経済)というものにどーんと向き合うことこそ、本当のお金の価値を知ることであり、大切なことなのだ。
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