『PLAY×LIVE「1×0」COMPLETE<コンプリート>大阪公演』(エピソード1)
期間:2014年 7月 4日~ 7月 6日
会場:シアターBRAVA!
出演:東京パフォーマンスドール、板倉チヒロ、小松利昌(声)
演出:ウォーリー木下
東京パフォーマンスドールのPLAY×LIVE「1×0」大阪公演。「たまたま」大阪に出張に来ていた私は、「たまたま」金曜日に持病の癪が発症し、観に行くことができました。
シアターBRAVA!は、彼女たちのホームグラウンドシブゲキ!!に比べて客席のキャパは2倍。しかも、東京ではなくまだあまり知名度のない大阪。それでも、いや、普段より広い会場だからこそ、彼女たちがのびのびと、楽しみながらパフォーマンスしていたように感じました。
第1部の演劇パートが終わった時、会場がざわついていました。私も最初、この演劇パートを観た時は気持ちがざわざわしました。でも、エピソード2、3と観続けると、そのざわざわは収まってくるんですけどね。大阪のみなさんもぜひ、エピソード2、3と観続けてみただきたいです。
私がエピソード1を観るのは2回目。前回観たときは、「小道具に役者が動かされている」と印象を強く持ちました。プロジェクトマッピング等の視覚効果が主で、役者が従になってしまっていました。でも、今回改めてみて、その主・従が逆転していました。あくまで主役は、小林晏夕(アンユ)と高嶋菜七(ナナ)。劇中化「LOST WITHOUT YOU」は、二人のユニゾンが心地よい。TPDの中で、歌声だけで言うと、実はアンユの声が一番好き、ということもあるでしょうが。
ただ、劇としては、二人が反発しながらも、心の奥底では認め合い求め合っていた、という部分がやや見えにくいのが残念なところ。最初のエピソードということもあり、これからのエピソードとの予告的な要素も入れていることもあるのだろうが、2人の心の動きの描写がやや浅い印象を受けました。
そして、第2部のダンスサミット。第2部が始まると同時に一斉に立ちあがる観客。そうか、メガネ席がないから、立っても良いのね、立って観る第2部って初めてで新鮮だなあ、くらいのノーテンキぶりで見ていたのですが・・・大阪まで来て場外乱闘しなくても良いんじゃないの。余計なお世話ですが。
TPD曲は東京で観たエピ5の時と同じ。今回はCHANDOLLのそれとは別物と割り切ってみました。そうすれば、これもありだな、と素直に楽しめました。
アンコール。ファンの方の掛け声でナナ&アンユコール。正直に言って、私はアンコールをこうやって仕切られるのは好きではありません。アンコールは自発的にしたいので。それに、大阪のお客さんが、自発的にアンコールをしてくれた方が、出演者にとっても励みになるんじゃないかな。まあ、これも余計なお世話か。
この日は最終の新幹線で帰る予定でした。なので、時間との戦い。上演開始が19:00、上演時間が1:40なので、終演予定時刻は20:40。Brava!前からタクシーに乗れば新大阪21:20の最終に乗れるというあまりに危険な賭け。私は「TPDのカーテンコールは長い」という要素をすっかり失念していましたwww
開演が5分遅れという影響もあり、さらには案の定いつも以上にナナちゃんだけでなくアンユちゃんも長く喋るという嬉しいオマケもついて終演したのが20:55。ダッシュで退場し、ダメもとでBrava!前で待機していたタクシーに飛び乗りました。私はラッキーでした。このタクシーの運転手さんが良い仕事をしてくれて、結局最終の新幹線に間に合いました。
せっかく大阪に来てるのにTPDを観ずに帰れるか、と思って仕事も頑張った甲斐もあり、大阪でTPDを観ることができて本当に良かった。仕事は大変だったけれど、それを全部チャラにしてお釣りがくるくらい楽しい時間でした。東京からの「出張のついでではなくわざわざTPDを観にきた」遠征組の方々ともお会いできたしねwww